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「自主練」課題曲1スケルツァンド

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【4月20日viBirthWAV&MP3よりリリース】

「自主練」2017全日本吹奏楽コンクール課題曲Iスケルツァンド

200px2017自主練Ⅰスケルツァンド



近日リリース♪(^^)


photo : Aix-en-Provence carousel by Andrea Schaffer


皆さんは、この病名を聞いたことがありますか?
多くは交通事故などで発症する病気です。

高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)とは、主に脳の損傷によって起こされる様々な神経心理学的症状のことです。その症状は多岐にわたり、注意障害、記憶障害、失語識障害、失行識障害、見当識障害などの種類があり、脳の損傷部位に よって特徴が出ます。(参考文献:高次脳機能障害.netより)

僕自身、この障害を抱える一人です。
ただ、交通事故ではなく、心停止が原因でした。
心臓が止まっている時間が10数分と長過ぎたために
「低酸素脳症」に陥り、蘇生後、発症したのです。

症状は複雑に絡み合い説明するにも一苦労ですが、
一番苦労している大きな症状は「記憶障害」で
今までのほとんどの記憶を失ってしまったことです。

残されていたのは「手続き記憶」と言って、
毎日何度も繰り返し行ってきた行動…
例えば顔を洗うとか、食事を摂るとか、呼吸をする(!!)など、
いわゆる身体が覚えている記憶でした。

そして幸いにも学生時代から仕事と通して続けてきた
楽器の演奏や指導法、TVや専門誌を通して知りえた、
音楽に対する知識が「手続き記憶」として残っていました。
30年以上ほとんど年中無休のように続けていましたから。

ただ、身体に染みついていると言うだけで、
自分の担当楽器などは覚えておらず、
後々、僕を見つけてくれた学生時代の友人から知らされる始末でした。

自分の名前から始まり、
故郷のこと、家族のことなど、全く覚えていませんでした。

また、始末の悪いことに、この障害は一生続くことです。
つまり、ついさっき言った事を忘れたり、
今日のことを翌日には忘れてしまうのです。
毎日のことなので、年令の自覚もなければ経験値も積めません。
音楽に関することも発症後に起こった事は消えてしまいます。

例えば、今取り組んでいる「自主練」アルバムなどは、
今の僕が考えた訳ではなく、倒れる前の僕が
吹奏楽部や市民バンドを教えている中で、
こういうのがあったらイイなあと思い、
事細かに書かれた企画書に基づいて作成している事なのです。

制作にあたっては毎日忘れてしまうので、
楽曲編集中はデスク周りがメモだらけになってしまいます(^_^;)
それでなくてもデスク正面のボードには、自分の免許証のコピーや、
家族・友人の名前入りの顔写真がたくさん貼り付けられています。

フルスコアは初見でも読み続けられるのに、
マンガ週刊誌は一冊読み終えるのに2か月かかったりと
出来る事と出来ない事のギャップが大きすぎるこの障害、
僕にとっては生きる上で「音楽の記憶」が大きな支えとなっています。


400pxMatrix by Gamaliel Cabaña
photo : Matrix by Gamaliel Cabaña


moraより「自主練」アルバム課題曲2、4共に配信スタート♪