2017 / 11
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「コンクールに敗者はいません。
審査員はベストを尽くしてほしいと願うのであって、間違いを探して批判するのではありません。
その人が持っている美しい部分を聴いているのです。」

この言葉は、2009年に開催された、第7回浜松国際ピアノコンクールにおいて

名誉副審査委員長を務めたファニー・ウォーターマン先生がおっしゃったものです。

とても素晴らしいお言葉だと思います。

参考資料はピアノ音楽専門誌「月刊ショパン」のブログからで、

2012年11月16日付の記事に掲載されていたものです。

その記事は、こう締めくくられていました。

「私たち聴衆もそうでありたい。
誰が優勝するとか、しないとか、そんな話題より、個々のコンテスタントのどこが美しかったか、
多くの人々と語り合いたい」と…。


私自身、この言葉に深い感銘を受けました。

吹奏楽のコンクールにおいても同様だと思いました。

コンクール会場で全団体の演奏が終わり、

疲労困ぱいしてロビーや楽屋を抜ける審査員の先生方を見かけたことはありませんか?

数日間にわたって演奏を聴き続けるわけです。

しかも、その半分は課題曲!!…(-_-;)

同じ曲で違う演奏者のCDを3日間で100枚聞いてください!!と言われたら

誰だって大事なトコだけ聴いて、早送りしたりスキップしたくなるでしょう。

しかし、どの団体も今日のこの12分間のためにどれだけ練習してきたことか…

それをわかっているからこそ審査員はすべてを真剣に聴くのです。

いくら講評に端的な言葉で課題点を書き連ねてあったとしても、

頑張ってきた演奏者に対する真摯な姿勢が前提としてあるのです。

どの方々も「深い愛情」があるということを理解してほしいと思います。

冷淡な指摘の言葉の裏には、

同じ吹奏楽に対する情熱を持っているという事を理解できれば、

講評に書かれた課題に対しても、また1年、

前向きに取り組んでいけることでしょう。

演奏が終わって、

先生に褒められる部員たちも、

先生に叱られる部員たちもいることでしょう。

(叱るのはどうかと思いますが…)

どの部員たちも、自分たちのどこが美しいものであったか、良い点だったか?

また取り組むべき課題点はどこなのか?

その両方を冷静に考え、受け止めて欲しいなと切に願います。

皆さん誠におめでとうございました!!

400pxNagoya Congress Center


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